作品タイトル :『幼少期の思い出(アリとビワの匂い)』
大学2回生の制作課題
・画材:油絵具、キャンバス
・サイズ:F60(1303 × 970mm)
・制作年:2024年 6月
・額装:なし
CONCEPT & STORY :アンリ・ルソーの描く葉を「夢のシンボル」と捉えています。ルソーがパリ植物園での膨大な葉のスケッチをキャンバス上で整理し直し、未知のジャングルを創り出したように、私の脳もまた、記憶の断片を整理し直してひとつの夢を映し出しています。
幼少期の覚醒時に触れた記憶の断片をキャンバス上で整理・結合し、ひとつの「夢」として再構成した作品です。
画面を大きく覆うのは、通学路の記憶である「落ちたビワの実とアリ」の群像です。熟して路面に散らばるビワの甘い匂い、群がりうごめく漆黒の点、そして幼い親指でアリを潰したときに立ち上った特有の酸っぱい匂い。当時の私を包んでいた生々しい感覚記憶を絵画へと落とし込んでいます。
さらに「エルマーのぼうけん」「犬」「足指」「ピルクル」「通学路・散歩道」といった断片的なイメージを織り交ぜることで、意識と無意識の境界にあるような私的な夢の世界を創出しました。
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